2022年11月1日、アストン・ワイキキ・ビーチ・ホテルが生まれ変わりました!
カラカウア通りのダイヤモンドヘッド寄り、ワイキキ・ビーチを望むオーシャン・フロントにあり、Tiki が印象的だった、あのアストン・ワイキキ・ビーチホテル。
その名も、「ザ・ツイン・フィン・ホテル(The Twin Fin Hotel)」です。
数百万ドルをかけて改装し、客室もリフレッシュ、デザインも新しくなったということですが、どう変わったのでしょうか。
新しいオーナー会社は「ハイゲートホテルズ」

ハイゲート・ホテルズ
新しいオーナー会社は、アメリカの不動産投資 & ホスピタリティ・マネジメント会社であるハイゲート(HIGHGATE)社。https://www.highgate.com
ハイゲート・ホテルズ
- アロヒラニリゾートワイキキビーチ(旧パシフィックビーチホテル)
- ザ・ツインフィン・ホテル(旧アストンワイキキビーチホテル)
- パークショアワイキキ
- アンバサダーホテルワイキキ
- パールホテルワイキキ
上記の5件のホテルを「ハイゲートホテルズ」として運営しています。
どこの会社が経営してようが、そんなことは観光客に関係ないですけど、ハワイのホテルは、ヒルトンやハイアットなどの大手は別として、けっこう頻繁にオーナーが変わっています。
それだけ競争がし烈で、大きな資本を持つ会社以外は生き残れないということですね。
私が3回(20泊以上)利用した旧パシフィック・ビーチ・ホテルも、アロヒラニ・リゾート・ワイキキ・ビーチに変わりましたが、この会社だったんですね。
ツインフィン ホテルの名前の由来
ツインフィンの名前の由来は、フィンが2枚あるサーフボードです。
ツインフィン・ホテルのインスタグラム(下記)によると、ツインフィンは「スモールからミディアムのサーフィンに最適」なのだそうです。
サーフィンをするかたはご存知でしょうか。
ハワイの裏庭で育まれ、デューク・カハナモクによって世界に広められたサーフィンは、ザ・ツイン・フィン・ホテルのアイデンティティとなっています。
ハイゲイト・エリア・マネージング・ディレクターのランディ・ダイヤモンド氏は、下記のように述べています。
地元アーティストによる特注のアートワーク、美しい景色を望む快適でスタイリッシュな空間、海の保護と保全を目的とした意義深いサステイナビリティの取り組みなど、ホテルの各側面がワイキキの本質に敬意を表しています。
ザ・ツインフィン・ホテル 客室の種類
客室数は645室、うち、48室が2~3ベッドルーム・スイートです。
ミッドセンチュリーモダンのデザインを取り入れた客室とスイートルームは、現代のサーフカルチャーを讃え、かつてのサーフィンの魅力を現代的に表現しています。
鮮やかな濃い水色のカーペット、アート作品や布張りのラウンジピースでエネルギッシュな色を散りばめ、単色の水面に突き刺さるサーフボードに見立てたデザインとなっています。
客室には、カスタムプリントのサーフポンチョや、Tentikle社製のツインフィンブランドのカスタムフォンマウントなど、ハワイでの体験を最初から最後まで撮影できるような気の利いた工夫が施されています。
出典:https://www.prnewswire.com
客室のグレードは、スタンダードルーム(筆者が便宜的に命名)、ジュニアスイートルーム、アクセシブルルームの3グレードです。
ビューで分けると、隙間から海が見えるパーシャルオーシャンビュー、海とワイキキ、または海とダイヤモンドヘッドが見えるオーシャンビュー、ワイキキビーチとカラカウア通り正面のオーシャンフロントビュー、ダイヤモンドヘッドが正面に見えるダイヤモンドヘッドビューがあります。
グレード | ビュー | ベッドなど | 標準宿泊料金 |
---|---|---|---|
スタンダードルーム (筆者が便宜的に命名) | パーシャルオーシャンビュー | キングサイズ | $299 |
ダブルベッド x 2 | $299 | ||
ダイヤモンドヘッドビュー | ダブルベッド x 2 | $329 | |
オーシャンビュー | キングサイズ | $329 | |
ダブルベッド x 2 | $329 | ||
オーシャンフロント | ダブルベッド x 2 | $369 | |
ジュニアスイートルーム | オーシャンビュー | キングサイズ | $399 |
パーシャルオーシャンビュー | ダブルベッド x 2 | $399 | |
アクセシブルルーム | パーシャルオーシャンビュー | ダブルベッド x 2 車いす対応シャワー | $299 |
オーシャンフロント | キングサイズ 車いす対応シャワー | $369 |
パーシャルオーシャンビュー
キングサイズベッド

ダブルベッド2個

ダイヤモンドヘッドビュー
ダブルベッド3個

オーシャンビュー
オーシャンビュー・キングサイズベッド


このビューなら、部屋の位置にもよりますが、金曜日はヒルトンの花火が部屋から見えそうですね。
ラナイでヒルトンの花火を見ながらディナーを囲んでみてはいかがでしょうか。
オーシャンビュー・ダブルベッド2個

上の写真では、ダイヤモンドヘッドが一部見えていますが、同じオーシャンビューでも、Ewa側(ホノルル空港側・西側)かダイヤモンドヘッド側(東側)がありますので、どちらになるかは行ってみないとわかりません。
チェックインのさいに、フロントでリクエストしてみてもよいでしょう。
リクエストが通るかどうかはわかりませんが。
オーシャンフロント
オーシャンフロント・ダブルベッド2個


このビューなら、ビーチが空いている時間を目で見て遊びに行けます。
オーシャンフロントは本当に素敵で、優越感に浸れますが、日中、室内で過ごすかたは、部屋の中にいても日焼けしますし、太陽の向きによってはテレビが見にくくなります。
また、夜の海は真っ暗で、月がなければ窓の外は闇の世界、たまに飛行機や船が通ると見える程度です。
夜景を楽しみたい方は、必ずしもオーシャンフロントが良いとは言えません。
ジュニアスイート
ジュニアスイート・キングサイズベッド

ジュニアスイート・パーシャルオーシャンビュー

アクセシブルルーム
アクセシブルルームは、ホームページで見るかぎり、シャワールームが車椅子に対応しているだけで部屋は同じようです。
部屋の写真は割愛します。
その他の情報
英語のホームページはリニューアルされていますが、日本語のホームページはまだ変わっていません。
ホームページの情報も多くありませんし、変わったばかりなので、まだ泊まった人のレビューも見つかりません。
記事執筆時点では、11月1日付けの「ホノルル・スター・アドバタイザー(Honolulu Star Advertiser)」などに配信された記事の情報しかありません。
この記事は、ホームページやホノルル・スター・アドバタイザーの記事を基に、ハワイ好きなかたのためになる情報をピックアップしました。
朝食
朝食は21階の「ココナッツ・クラブ」で、ワイキキ、ダイヤモンドヘッド、海を一望しながら楽しめます。
さらに、「トーク・ストーリー」セッションや星空観察などのプログラムもあります。
プール
プールは3階にあります。
カバナが6個設置されました。
ワイキキの景色を眺めながらプールで優雅に泳ぐことができ、夜はDJやミュージシャンが交代で登場します。
ビーチ・アクティビティ・レンタル
アメニティ・フィーに含まれる「ワイキキビーチキャンディー」のクレジットで、レンタルのサーフボード、パドルボード、ビーチチェアなどが利用できます。
パブリックスペースのアート
ホテルのパブリックスペースの内装は、アーティスト集団「Pow! Wow!(パウ!ワウ!)」や、地元アーティストのデーン・ニシカワ、パーリー・フォー・オーシャンズが手掛けています。
スタッフユニフォームのデザインが一新
新しいスタッフユニフォームは、ハワイを拠点とするスローバック・リーグ(Throwback League)がデザインしました。
Throwback Leagueは、2008年に設立されたアパレルメーカー、The LEAGUE Hawaii(ザ・リーグ・ハワイ)の1ブランドです。
オシャレなブランドが手掛けているので、スタッフのユニフォームを見るのも楽しみですね。
サーファーにうれしい、波情報やライブ映像
サーフライン社が設置した3台の高解像度カメラにより、ザ・ツインフィン・ホテルのロビーにある大型ビデオウォールなどで、リアルタイムの波の状況をライブ配信します。
サーフライン社は、波予報とサーフィンレポートの世界的リーディングカンパニーです。
また、客室内で見られるサーフラインのチャンネルでは、サーフィンコンテンツが配信されます。
ザ・ツイン・フィン・ホテル まとめ
まとめて言ってしまうと、全体として、サーフィンがコンセプトになっており、サーファーのかたにとってうれしい情報が得られるホテルです。
何が変わったか?
- 建物全体の骨格は変わっていない
- ホテルのブランドがアストンではなくなり、オーナー企業がハイゲートになった
- 看板が掛け変わった
- 645室ある客室がすべてリニューアルされた
- 全体のテーマカラーが水色になった(外装、内装、客室の床など)
- プールサイドにカバナが6個設置された