はじめまして、hanahanaです。
ワイキキの免税店Tギャラリアby DFS,ハワイ(T-Galleria by DFS, Hawaii)が、撤退したという情報が錯綜しています。
私のメディアでも、ブラックサンド・キャピタル社がギャラリアタワーを買収したというニュースをキャッチし、撤退という情報を発信していましたが、「フェイクニュース」とまで言われてしまいました。
実際はどうなのでしょうか?真相を探り、当時の記事を検証します。
なお、以前のページは情報が正しくないため、このページにリダイレクトしています。
ワイキキの免税店Tギャラリアby DFSハワイ撤退は嘘だった?!
買収されたのは2階建て部分だけ!奥のタワー部分は依然DFSが所有。
ハワイを拠点とするブラックサンド・キャピタル社は、2021年7月30日(金)にワイキキ・ギャレリア・タワーの買収を完了した。
(中略)
ブラックサンド・キャピタル社は、カラカウア通り側の2階建て(75,000平方フィート)部分の店舗再開発計画を進めている。
最近ではDFSグループのTギャラリアが入居していたが、DFSは昨年末、1999年から入居していたスペースのリース延長オプションを拒否していた。
ブラックサンド・キャピタル社は、ホノルルの建築会社デザイン・パートナーズと共同で、プロジェクトのコンセプトプランを練っているが、デザイン・アーキテクトはまだ選定していない。パシフィック・ビジネス・ニュース 2021年7月30日付の記事から抜粋・翻訳・改変
ワイキキ・ギャラリア・タワーの基本情報
下の表はパシフィック・ビジネス・ニュース(PBN)の記事からまとめたものです。
名称 | Waikiki Galleria Tower ワイキキ・ギャラリア・タワー |
住所 | 2222 Kalakaua Ave. カラカウア通り2222番地 |
敷地面積 | 1.06エーカー (約4,300平方メートル) |
2階建て店舗用ポディウムの面積 | 75,000平方フィート (約7,000平方メートル) |
オフィススペースと駐車場の面積 | 86,000平方フィート (約8,000平方メートル) |
DFSグループは、タワーの後ろにある建物とポディウムを合計13区画、合計1.58エーカーにわたって所有しています。
Tギャラリアby DFSハワイからは何の声明も出ていなかった
ブラックサンド・キャピタル社が買収したというニュースは数回報じられていましたが、一方で、香港を拠点とし、DFSを運営するLVMH(モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン)社からは声明が出ていませんでした。
かつてハワイ州最大の小売業者であったDFSは、1999年9月に6500万ドルを投じてウールワース跡地を再開発する計画を発表し、総額5750万ドルのリース契約を結んだ。
2013年にギャラリア店を「Tギャラリア」とブランド変更し、海外旅行者に力を入れていたDFSは、すでに旅行者の消費額の減少によるピンチを感じており、2020年3月のパンデミック開始よりも前の2019年9月に、従業員の4分の1にあたる165人(州全体)を解雇していた。
国際的な小売大手LVMHモエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトンが所有する香港のDFSグループは、タワーの後ろにある建物とポディウムを合計13区画(合計1.58エーカー)にわたって所有しているが、同社がこの物件をどのように計画しているかはすぐにはわからなかった。
パシフィックビジネスニュースはDFSグループにコメントを求めている。
出典:パシフィックビジネスニュース 2021年5月18日付の記事から抜粋・翻訳・改変
確かに、公式サイトも閉鎖されてはいませんし、いろいろな情報をまとめてみると、「DFSをワイキキから撤退する」とは明言されていないので憶測に過ぎませんでした。
これに対しては本当に申し訳ございませんでしたm(_ _)m
ハワイを愛するみなさまに情報を発信する立場から、真摯に受け止めて謝罪いたします。
いくつかの情報
こちらの動画は、ハワイ在住の方が発信しているYouTubeですが、LVMHが
「ハワイでの営業再開を続けていくことに全力で取り組み
再び旅行者に提供できることを楽しみにしている」
とコメントしています。
と報じています。
ダニエル・K・イノウエ空港のDFS店舗が一部営業再開というニュースは、当ブログでも報じていました。
こちらの動画によると、情報のソースは Hawaii News Now のようですが、該当する記事は見つけられませんでした。
また、このブログを名指ししたわけではありませんが、「Tギャラリア撤退」が「フェイクニュース」と報じた大手有名サイトは、「LVMHが香港の地元メディアの取材に応じた」としていますが、情報ソースが示されておらず、確認できません。
依然、営業はできていないし再開の見込みもない
Breezyハワイさんの動画によれば、DFSは営業を再開するつもりでいる(ワイキキでの営業を諦めていない)とのことですが。。。
ダニエル・K・イノウエ空港にある数々のDFSショップの一部は、営業を再開していますが、ワイキキのほうはまだまだ営業の再開は見えてきません。
要するに、DFSの親会社が「ハワイから撤退する気はないよ」という意思表示をしただけで、Tギャラリアby DFS, ハワイの状況は何も進展していません。
ダニエル・K・イノウエ(ホノルル)空港のDFS(免税店)は一部営業再開
上で紹介した記事によれば、空港の免税店のほうは、従業員が「一時」解雇なので、復活する可能性はまだ考えられますね。
コロナ禍ではダニエル・K・イノウエ空港もほとんどの店舗が閉まっていて淋しい感じがします。
>> ハワイ旅行はいつから行けるのか?いま行ったらどうなるのか?
ダニエル・K・イノウエ国際空港は再開済み
DFSホームページで下記の発表がありました。
DFS、ハワイ・ダニエル・K・イノウエ国際空港の「From Hawaii with Love」ショップは、2021年8月13日にリニューアルオープンします。
「From Hawaii with Love(ハワイから愛を込めて)」ショップというのは何でしょうか?ダニエル・K・イノウエ空港のターミナル2にある11店舗のうちでも、看板に「From Hawaii with Love」と書いてある4店舗のことです。
空港のウェブサイトで店舗の外観写真を見ることができます。
横にスクロールできます。
店舗名 | 取扱商品 | 店舗数 |
DFS Beauty | 化粧品 | 1 |
DFS Duty Free | 酒類、タバコ類 | 2 |
DFS From Hawaii with Love | ハワイ土産 | 4 |
DFS Galleria | サングラス、腕時計、(店舗により)化粧品、財布、宝石 | 3 |
DFS Travel Bags and Essentials | スーツケース、旅行かばんなど | 1 |
上のマップ画像をクリックすると、ダニエル・K・イノウエ空港のウェブサイトが別のタブで開きます。(英語のみ)
* 2021年12月23日現在、リンク先がうまく稼働していないようです。クリックしてもタイムアウトになります(´;ω;`)
リンク先で Shopping にカーソルを当てると、ドロップダウンリストが表示されます。
次に、 DFS from Hawaii with Love をクリックすると、上の画像のようなマップが出てきますよ。
TギャラリアbyDFS,ハワイの再開は、日本人観光客の復活にかかっている!
やっぱり、ハワイの観光は日本人で保っています。
日本人観光客はハワイでお金をいっぱい使いますので、日本人観光客の復活なしにはハワイの観光は厳しくなります。
DFSについても、ワイキキで営業を再開するには日本人観光客の復活なしにはなしえません。
このままジリジリとコ◯ナが続くようであれば、親会社LVMHもあきらめざるを得ない状況になる可能性だってゼロではありません。
T-Galleria by DFS, Hawaiiのホームページが消えた!(2022年4月16日追記)
T-Galleria by DFS, Hawaiiのホームページを見てみたら、"Not Found"になっていました。

これが何を意味するのか、憶測で書くのはやめておきますが・・・
以前のように、自由にハワイを訪れることができる日が早く戻ることを祈るばかりです。
さいごまでお読みいただきましてありがとうございました。
Tギャラリア以外にも、ショッキングな場所が閉業しています。
こちらのページもお読みください。